子どもの熱中症対策で気をつけたいこと



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このたびの 西日本を中心とする平成30年7月豪雨災害により

被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます

一日も早く復旧されますことを 心よりお祈り申し上げます

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ご訪問いただき、誠にありがとうございます。

Genio sports academy(ジェニオスポーツアカデミー)です。

「スポーツ✖️育脳」 をテーマとし

心身を鍛えながら、人間力を高める  

次世代型のこども育脳スポーツスクールです。

*「脳スポ」はGenio sports academy の登録商標です

運動神経をよくしたい!体力をつけたい!運動を好きになってほしい! Genio では、お子様の成長に合わせて、心から楽しんで運動できる環境の提供に努めています。

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平成最後の夏、誰もが予想だにしなかった異常気象の連続により

多くの被害を受けました。

甚大な豪雨被害、その後危険な暑さが続き、次は台風が来ています。

もうこれ以上、被害が増えないことを祈るばかりです。

備えをしっかりと、そしてあらゆる可能性を考えて対処できるようにしておきたいものです。


明日はジェニオの毎年恒例夏のイベントでしたが、中止となりました。

酷暑のため、8月の屋外レッスンも中止。

市の球技大会は9月に延期となり、その影響で陸上大会がなくなり

小学校ではプール開放が閉鎖になるなど・・・

子どもたちの夏の楽しみがいくつも奪われてしまったことはとても悲しいですが、

やはり大切な命には代えられないものです。


来年は、今年の分もたくさん楽しんでもらえたらいいなと思います!


さて、久しぶりのブログではありますが、

今後の参考になれば・・・という思いで

「熱中症」について、ジェニオでよくお話ししている、知っておきたい大切なことを載せておこうと思います。真夏も行うスポーツ教室なので、熱中症予防については開校から最も気を遣ってきたと自負しています。

特に園児は輻射熱を受けやすく、体温調節も未熟です。

その上、自分で体調の変化に気付きにくいという点も怖いところです。

レッスンでは、熱中症の危険指数としてよく利用されているWBGT(暑さ指数)を元に、

その日の運動量やメニューを決めています。


保護者の皆さんもとても気をつけてくださっていて、

朝食をバランスよくとらせたり、塩分を含んだ自家製ドリンク、保冷剤などを

持たせてくださる方もいらっしゃり、大変助かっています。


WBGTは湿度が7割

当教室でも参考にしているWBGT(暑さ指数)は、環境省のHP等で確認ができます。

気温が高ければ高いほど、熱中症の危険が高くなると思われがちですが、

暑さ指数を決定する最も重要な要素は「湿度」です。

同じ気温でも湿度が15パーセント違えば危険度は1ランク上がることもあります。


今日から週末にかけ、台風の影響で気温は下がりますが、

湿度が上がるため熱中症の危険は依然高いままということです。

そして、体育館など空気の循環が悪い場所も危険度は上がるため、

6〜9月ごろは気をつけたほうが良いでしょう。

気温が25度前後でも湿度が80%程度以上あれば熱中症にかかる可能性は十分にあると考えたほうが良さそうです。


運動する際は、温度計と湿度計を持参するようにしたいですね。



熱中症対策「水分と塩分」だけでは不十分


熱中症対策にと盛んに言われているのが

・水分をこまめに摂る

・塩分を摂る

主にこの2点ですね。


水だけを摂りすぎると、血中のナトリウム濃度が極端に低下してしまう低ナトリウム血症になる危険性があります。

実際に、発汗する時に失う電解質のうち大部分はナトリウムのため、低ナトリウム血症を防ぐためにも、塩分を摂取することは良い対策となります。

ただし、失われるミネラルはナトリウムの他にも、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄といった身体にとって大切な栄養素もあります。これらは微量ではありますが、不足すると様々な身体の不調に繋がってきます。

ですので、「塩分が大切だから」と、塩化ナトリウムばかり摂取してしまうと、かえって体内のミネラルバランスは崩れてしまうことになりかねません。


ミネラルは、相互にバランスを取り合って働いています。

カルシウム✖️マグネシウム、ナトリウム✖️カリウム、銅✖️亜鉛などは

互いにシーソーのような役割をしていて、一つの栄養素が全てをこなすという訳ではないのです。


運動時の塩分補給は、ぜひ必須ミネラルがバランスよく含まれたものを選んでください。

サプリメントでももちろん良いですが、

お子さんの場合は朝食を和食にし、味噌汁や焼き魚、豆乳などをバランスよく食べさせてあげてください。(教室でも、レッスン日の朝食については口うるさく言ってます)

夏は喉ごしのよい麺類などが中心となりがちですが、

トッピングを増やすなどして、炭水化物中心にならないよう心がけていただきたいです。


「たんぱく質食材」で熱中症になりにくい身体づくりを


個人的な考えとしては、熱中症になりにくい身体づくりが最も大切であり、それに欠かせないのは「たんぱく質食材」であると考えています。

たんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、各種ホルモンや骨、皮膚などの材料となるばかりではなく、例えばたんぱく質の一種であるアルブミンには、様々な物質を運ぶ運搬役としての重要なお仕事もあります。

血中に水分を取り込む役割もアルブミンが担っていて、それによって効率よく身体の熱を外に出すことができるのです。


特に夏は食欲が落ちやすく、炭水化物が多くなりがちですが、

特に動物性たんぱく質の食材には「完全栄養食」と言われる卵や、

鉄分豊富な赤身肉ビタミンBが豊富な豚肉など、

優秀な食材が非常に多いですので、

夏にこそ、意識して摂っていただきたいと思います。

消化吸収の要である胃腸の働きが鈍らないよう、冷たすぎる飲み物はNGです!

特に成長期のお子さんは、カロリー不足に陥らないよう、脂質と炭水化物の摂取も心がけていただきたいですね。


子どもとスポーツドリンクについて


お子さんのスポーツドリンクの使い方について、こちらもまとめておきたいと思います。


一般的なスポーツドリンクには、

ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アミノ酸、クエン酸等がバランスよく含まれているため、水よりもスポーツドリンクの方が良いと考えが浸透しています。実際に実践していらっしゃる方も多いと思います。

もちろん、成人の方が運動時にタイミングよく適量を摂取することにより効果的に使用できるもので、特にお病気等で脱水状態にある場合の経口補水液摂取は非常に有効だと思います。

ただ、お子さんのスポーツドリンクの常飲については、少し待った!をかけたいのが本心です。

その理由は「砂糖(果糖ブドウ糖液糖)の量」です。

浸透圧の調整やエネルギー源としての糖分は適度に必要なのですが、

飲料であるという特性上、気づかないうちに過剰摂取してしまいやすい点が心配です。


WHOが推奨している成人の一日砂糖摂取量は25g/日。

腸壁や膵臓の働きが未熟な小さな子供の場合、限度量はその半分程度が適量かと思われます。

スポーツドリンクの砂糖含有量は500mペットボトル一本で25g前後。たった一本で1日の限度を超えてしまうことになります。

*現在は人工甘味料を使用し糖質を抑えているものも多いです。


糖の量が多いほど浸透圧は高くなります。

少しややこしいですが、浸透圧が低く水分の吸収が早いものをハイポトニック、細胞とほぼ同じ浸透圧のものをアイソトニックと言います。

浸透圧は低い方から高いほうへと水分が移動する性質がありますので、浸透圧の高い甘いジュースをたくさん飲んでも、身体に水分はなかなか取り込まれないということになります。

一方、血糖値は上がるため、さらに水分を欲し、負のループへと陥ります。

これを繰り返すことで急性の糖尿病のような症状が現れます。

これがいわゆる「ペットボトル症候群」です。

小さな子どもでも起こりうる重篤な症状として厚生労働省も注意を促しています。

特に園児のお子さんは、清涼飲料水の常飲には十分注意をしていただきたいと思います。


今日からできる熱中症になりにくいカラダづくり〜食事編まとめ〜


最後に、お子さんの熱中症対策に活かせるお食事のアドバイスです。


〜毎日できる簡単ミネラルUP&たんぱく質補給法〜

・ご飯に押し麦やアマランサス等の雑穀を混ぜる

・お味噌汁は出汁パックではなく鰹節や鰹粉、刻んだ昆布などを直接入れる

・おやつに果物、ゆで卵、漬物を

・ゴーヤ、キュウリ、モロヘイヤ、オクラなどの夏野菜を使う

・毎食たんぱく食材が入っているかチェックをする

・そうめんやうどんなどにも、必ずたんぱく食材のトッピングをする

・水分補給は麦茶、ルイボスティー、黒豆茶など、ノンカフェインでミネラル含有のものを

・市販の清涼飲料水は2倍以上に薄めて飲ませる、または手作りのハイポトニック飲料を


スポーツドリンクを手作りしてみよう!という自由研究なんていかがでしょうか^^

白砂糖ではなくハチミツや三温糖、ラカントなどで代用もできますよ♪

引き続き、熱中症対策をしっかりとして元気に猛暑を乗り切りましょう!

Genio sports academy

愛知県岡崎市にある  マルチスポーツと脳トレーニングを組み合わせた こども育脳スポーツ教室 Genio sports academy(ジェニオスポーツアカデミー)HPはこちらです➡︎http://geniokids.com

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